2012年忘年会

2012年12月の月例会はいつものように六本木の原田会長の事務所で夕方から行いました。
早稲田はグローバルに向けたアクションを起こしているようです。そう言えば中野駅近くに900名収容の宿舎が建築中です。日本人学生も同じドミトリに入って生活を共にすればよい国際交流になります。夕方の六本木話題は大学を含めた各機関の評価になりました。学の独立は重要だが、グルーバルな大学は自らを国際的に通用する評価指標で見直していただきたい。技術士、OBとして提言できることはありそうです。今年は当会から大学本部と理工学術院に寄付をこまめにしたこともあり、残金はあまりありません。残ったら大学に寄付をするのが良いでしょう。2013年の総会の概略方針を確認してひとまず散会。

 続いて六本木交差点付近の居酒屋に移動。7時から忘年会です。今回は8名集合です。原田会長より六本木交差点の高速道路に掲示の細長いV字形の遠近感のあるROPPONGI表示の由来を聞きました。何気ないと思っている表示も設置にいろいろな話があるようです。今年の見学会は当会OBが設計に関わった筑波の物質・材料研の新築研究棟でした。次回も当会OBが関係する大規模な難度の高い工事の見学になると良いと思います。
 本部キャンパスの理工学部で学んだ時の話、かなり昔の話に花が咲きました。同じ同窓でも異なる学科、ことなる専門領域、世代も微妙に違いますが、にもかかわらず技術士としてどこかつながるところがある同窓会です。時間のある方は是非参加していただきたいと思います。
この時期予約の2時間で次が待っているとのことで店から退出。一階の踊り場で写真を撮って解散しました。

最近は会社務めの技術士、企業内技術士の参加が少なくなりました。景気の悪さを反映しているのでしょうか。技術士である方、技術士を目指す方の参加をお待ちしています。
来年も良い年でありますように。
 

カテゴリー: 報告, 感想, 未分類, 連絡 | コメントする

独立行政法人 物質・材料研究機構 見学記

平成24年10月11日(木)最近完成した物質・材料研究機構(つくば 並木サイト)のNanoGREEN/WPI-MANA棟を中心に当会会員5名、関係者1名の合計6名で見学しました。この建物の建築に関わった当会の阿部さんのご紹介により実現したものです。初めに同研究機構と新しい施設の紹介を大会議室で受けました。

優秀な研究者を集め、ノーベル賞級の研究成果を出す目標であるとのことで、多くの若い外国人研究者を構内で見かけました。見学対象の建物は、最近出来上がったもので、建物全体のエネルギー消費を抑える工夫が随所に見られました。構内の主要な設備、研究用の部屋を案内していただきました。研究者の人材交流が容易にできる工夫も考慮されており和室風の休憩エリヤやそれ以外も休憩エリアがあり研究者の自由な発想を促す気遣いが見られます。研究室は廊下からガラス越しで良く見える工夫もしており全体的に解放感があります。ガラスが多用されていて、外部の自然光が利用されていました。外光を反射板で廊下まで導いている場所もあり屋内は全体的に明るい感じでした。天候の変化で外部から受ける輻射熱を調整するためにブラインドを制御しており、時折ブラインドの動く音とともに入射光量が変化していました。屋上には太陽光パネルが設置してあり、非常用発電設備と蓄電池と共にマイクログリッドを構成しているとのことです。建物の外壁には木材と樹脂から作られた一見木材に見える再生木材板を配置しており、環境に配慮しつつ、多くの研究用建物の外観が無機質になりがちのところデザインの工夫を感じました。また一部に壁面緑化もあり、既にある研究棟と比較すると外観・内部設備ともに設計の新しさを感じました。立派な研究設備なので目標のノーベル賞がこの研究所から出ることを期待しています。
研究機構の方々、阿部さんありがとうございました。

後記:
昼食は同建物内の食堂でとりながら月例会です。私の数少ない経験からして大学だけでなく多くの研究機関の食堂は食事というよりも食餌をサービスしているところが多いようです。これは国内だけでなく、案外海外でも当てはまります。今回同行した当会会長は食堂はもっと格調高くあるべきと指摘していました。リラックスして食事を取りながらの意見交換は研究者には良い機会を与えてくれます。最近白山にある東洋大学の地下の学生食堂に行く機会がありました。インド人がカレー料理を作っていて食したところそれは大変美味しい料理でした。かつての母校には典型的な学食があり、昼食時ともなると正に餌場の様相です。たしか味噌汁やカレーは保温の壺に貯められていて、その上空でのびたスパゲッッティやフライが盛られている皿が忙しく飛び交うように受け渡されていました。午前の早い時期と午後では味噌汁やカレーの味が微妙に変わる原因は、単に煮詰まるからだけではなく滑りやすいフライが皿からその壺にすべり落ちてしまうからだとの噂もありましたが、最近はどうでしょう。
米国の施設では建物に離接して駐車場があり、道路以外は芝生や立木が植えられています。夏場ともなると芝が伸びますが、よく刈り込まれています。大学や研究機関だけでなく、一般住宅やアパートでも芝のメンテナンスはよく行われています。ところが日本では構内に花壇や芝生があってもあまり手入れをしていません。芝生に背丈のある草が目立ったり、ぺんぺん草が伸びていたりすると全体の景観を損ねてしまいます。外観は印象を決めてしまいます。大学でもぺんぺん草が周りに茂っているようでは、荒れた感じを与えてしまい、セキュリティに影響を与えます。

カテゴリー: 報告, 感想 | コメントする

会報 Vol.3 No.1発行しました。

 当会会報 2012年8月版 Vol3. No.1が発行されました。
当ホームページ上部にある 会報 メニューからも選択することができます。

カテゴリー: 連絡 | コメントする

公開セミナーの案内

参加無料・事前登録不要の公開のセミナー

日時:平成24年 9月12日(水) 15:00~17:30
場所:東京大学医科学研究所 1号館講堂
言語:日本語

【演題および講師】
1. ショートレク チャー 「グ ローバル化・グローバル人材とは?」
山川 彰夫 東京大学医科学研究所 特任教授
尹 世遠  東京大学医科学研究所 客員研究員

2.「日本はグ ロー バル 化で きるか?~会社共同体の限界~」
ジョージ・オルコット 東京大学先端科学技術研究センター 特任教授

3.「Global Pharma Innovatorとしての第一三共株式会 社の 研究 開発 と人材経営戦略」
荻田 健 第一三共株式会社 取締役 専務執行役員 

4.質疑・応 答、総 合討 議
ファシリテーター: 三浦有紀子、山川彰夫

【概要】
東京大学医科学研究所&先端科学技術研究セ ン ターの グ ローバ ルCOE プログラム(GCOE) では、ミッションの一つであるグローバルな医療課題に対して取り組むことのできる世界的な広い視野を持った多様な「人財」育成の一環 とし て、キャリアパス支援セミナー「白金キャリアプラットフォーム:(企業・団体紹介シリーズ)」を開催しています。

 今回の第11回では、第一三共株式会社 (以 下、第 一三 共) の取締役専務執行役員 荻田健氏より、「Global Pharma Innovatorの 実現」をビジョンに掲げ、「ハイブリッドビジネスモデル」を強力に推進しながら、日本発の革新的医薬品を日本と世界の市場・医療現場へ届ける研究開発型の 製薬企業である第一三共の研究開発の方向性と、第一三共World Wideグ ループのグローバルな活動についてご講演いただきます。
研究所を振り出しに、グローバル開発や経営 戦略 の ヘッ ド、ワクチン事業・人事担当などを歴任されたご自身の体験に裏付けられたお話しをお願いしています。

 また、アカデミア側からのキャリアパスに 関す る ショー トレ クチャーとして、本セミナーはじめに世話人より「グローバル化・グローバル人材とは?」を、今回の2つのご講演につながる内容でご提供致 します。

 その後に、東大先端科学技術研究センター (先 端 研)  特任 教授ジョージ・オ ルコット先生に「日本はグローバル化できるか?~会社共同体の限界~」のテーマでご講演頂ける事になりました。オルコット先生は英国人ですが、東京生まれ で日本に長く滞在され、日本企業と国内外の大学事情に詳しい方です。2005年 より現在までケンブリッジ大学経営大学院シニア・フェローをされており、2010年9月からは東大先端研で、クロスボーダーM&Aと グローバリゼイションによる日本企業への影響をテーマに研究を続けられておられます。また、産業界では日本板硝子、NKSJホールディングス、JR東海などの社外役員も兼任され、国内外-産学を股に掛けながらグローバルな研究・実践活動をされておられます。 外資 系MandAを行った複数の日本企業の比較研究をテーマに した「ハイ ブリッド経営」 に関 する著書も出版されています。
今回のご講演では、グローバル化の世界の中 で日 本の 企 業・アカデミアそして個人が置かれている立場や今後への提言についてもお話しいただける事を期待しています。

 この白金キャンパスの「新しいプラット フォー ム」 は”Filling the Gaps among different Communities”のキーワードの下に、学 生・若 手に とっ てのキャリアパス支援、およびシニアの研究者・医療従事者と企業・団体の相互のインターラクションの「場」を提供し、ライフイノベー ション推進の為のステップボードとなることも意図しております。
白金キャンパスの学生・若手をはじめとする 研究 者・ 医 師・医 療スタッフの他にも、学外の多様な方々の多数のご参加を歓迎いたします。

なお、第一三共株式会社に関する詳細は下記 サイ トを ご参 照く ださい。
http://www.daiichisankyo.co.jp/index.html    

カテゴリー: イベント案内 | コメントする

平成24年6月会長挨拶

 技術士稲門会会長原田敬美です。
6月23日(土)、早稲田大学理工学術院キャンパスで技術士稲門会総会、及び関連行事を開催しました。
開催にご尽力いただきました幹事の方方、お世話になりました早稲田大学の先生方に御礼をこの場をお借りし申し上げ、また、ご参加頂いた皆様にも御礼を申し上げます。
1時から「技術士への誘い」というテーマでシンポジウムを開催しました。若い方に技術士資格を知ってもらい、資格取得に挑戦していただこうという狙いです。パネリストは加藤直樹(機械部門、三菱電機)さん、阿部光信(建設部門、梓設計)と私自身の3人に、岡孝夫さん(建設部門)がコーディネーターを努めました。若手から活発な質問があり、何よりでした。
総会後に記念講演を開催しました。講師は、警察大学校教授の樋口晴彦氏、失敗と成功の分岐点というテーマで、技術分野のありようについてご講義頂きました。樋口氏は東京大学卒のキャリア官僚です。有意義な内容でした。初めて学外の方にお願いしました。 
その後、懇親会と続き、樋口先生にもご参加いただき、参加した会員同士懇親を深めました。
本田前会長も奥様同伴で、鹿児島からご参加頂きました。
楽しいひと時でした。今後も幹事や会員の皆様からご意見をいただき、楽しく、有意義な活動となるよう努めたいと思います。技術士稲門会運営に関し、建設的なご意見をお待ち申し上げます。

平成24年6月29日

1972年建築学科卒、1974年修士修了
技術士(建設)、博士(工学)、一級建築士、前港区長
技術士稲門会会長、早稲田大学商議員
元早稲田大学国際部同窓会会長
元早稲田大学理工総研客員研究員

カテゴリー: 会長から | コメントする

平成24年 総会開催案内とスケジュール

春らしい季節が感じられるようになりましたが、会員の皆様にご健勝のとことと存じます。今年も技術士稲門会の総会は下記の要領で開催することとなりました。
今年の講演会は、警察大学校教授の樋口晴彦先生をお招きして、「成功と失敗の分岐点」と題して、ご講演をお願いすることになりました。また、同日の13時からはOBと学生向けの「技術士への誘い」を同じ部屋で開催します。これは3年前から当会が主催で実施している技術士の生き方を紹介する技術士説明会です。皆様の御関係者で該当しそうな方々には、ご参加の案内をお願い致します。
お忙しい中とは思いますが、ぜひご出席をお願い致します。
平成24年4月吉日
早稲田大学技術士稲門会会長 原田敬美

                                                    (記)
日 時:平成24年6月23日(土)15:00~18:30
場 所:早稲田大学理工学術院55号館N棟第1会議室(昨年と会場が異なります。)
東京メトロ副都心線 西早稲田駅下車(学内に直結)
議事次第:
13:00~14:40 公開セミナー:「技術士への誘い」 技術士の生き方、技術士資格の説明会
15:00~15:30 総会:会長挨拶、技術士稲門会総会(14:30受付開始)
15:30~16:45 公開講演会
演 題:「成功と失敗の分岐点」
講 師:警察大学校警察政策研究センター教授 樋口晴彦氏
17:00~18:30 懇親会
参加費:講演会2,000円、懇親会4,000円(学生会員はすべて無料)
申込先: where to contactの岡までお申し込みください。
お時間があれば、技術士説明会からご参加ください。(無料)

 参加費は、できるだけ事前に下記の郵便局もしくは銀行口座にお振り込みください。なお、年会費は2,000円です(学生会員は無料)。振込金額は下記のとおり取り扱います。
年会費、講演会費、懇親会費をまとめて振り込む場合:      8,000円
講演会費、懇親会費(年会費振込済の方)をまとめて振り込む場合:6,000円
年会費、講演会費をまとめて振り込む場合:           4,000円
年会費のみを振り込む場合:                  2,000円
郵便局の場合:口座番号 00130-4- 372225
口座名 早稲田大学技術士稲門会
銀行の場合:みずほ銀行飯能支店(店番号303)
口座番号 2002411
口座名 技術士稲門会 (早稲田は付きません)       以上

カテゴリー: イベント案内, 連絡 | コメントする