― 東京都市大学柏門技術士会会報誌への寄稿 ―

技術士稲門会会員の皆様

我々稲門会をはじめ、全国で33校の大学技術士会が相互の情報共有と親睦を目的に、大学技術士会連絡協議会(大技連)を組織していることはすでにご存じのことと思います。

技術士稲門会とともに、大技連設立当初からのメンバーである東京都市大学(旧武蔵工業大学)柏門(はくもん)技術士会は、現在でも幹事校の一つとして、大技連の中でもリーダーシップをとって活発な活動を続けています。技術士稲門会にとっても、見習うべき点が多いです。

その活動の一環として、毎年柏門技術士会の会報誌を発行しており、今年の会報(柏門技術士会会誌第17号,2020年10月, Page2特別寄稿)に我が技術士稲門会の原田会長のメッセージが掲載されました。

ぜひ会員の皆様にもこのメッセージをご一読いただくとともに、東京都市大学柏門技術士会との、さらなる交流を深めていくべく、皆様にご案内をいたします。

会員の皆さまも、柏門技術士会のメンバーにお知り合いの方がいれば、さらに交流を深めていただきたいと思います。
2020.10.18

幹事長 笹口裕昭
以上

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令和元年 大学技術士会連絡協議会総会 報告

 令和元年11月30日(土)、東京都市大学世田谷キャンパス2号館21C教室にて、「大学技術士会連絡協議会総会」が行われ、当会より3名の会員が参加致しました。
 当日は、前年オブザーバーであった、青山学院大学・東京大学・横浜国立大学の3校が正式加入、また、新たにオブザーバーとして東京海洋大学・秋田大学の2校が参加し、総参加団体33校・68名により総会が開催され、昨年以上の盛上りとなりました。
 今回会場となった東京都市大学柏門技術士会 佐藤貢一会長の挨拶の後、上記5校による参加に関する期待や取組について話がありました。その後、大学別一次試験合格者数や各ホームページのリンクやメーリングリストについて説明・討議が行われました。
 幹事校は、昨年度に引き続き名古屋工業大学・京都大学・東京電機大学・東京都市大学・東京理科大学・工学院大学・近畿大学・明治大学・中央大学・早稲田大学の10校にて行われることとなりました。
 記念講演として、千葉工業大学惑星探査研究センター主任研究員 和田浩二先生による「PERCとはやぶさ2の最新報告」というタイトルで講演が行われました。宇宙における生命の起源・進化・分布・未来を研究する新しい学問分野「アストロバイオロジー」について講義がなされ、そのサンプル採集における苦労と成功へのプロセスについて具体的な事例とその映像説明があり、夢のある興味深い内容でした。
 閉会の挨拶として、当会 原田敬美会長より各大学の連帯と活性化について話があり、終会となりました。残念ながら水害による影響のため、懇親会は中止でした。
 会場となった東京都市大学世田谷キャンパスは、先日の台風19号により水没の被害に遭いましたが、大学ならびに柏門技術士会のご厚意により総会を開催することが可能となりました。そのご厚意に対して御礼と被害に遭われた方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

                 総会後の集合写真

 

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2019年 地中熱利用省エネビル施設見学会 報告

 9月24日火曜日、当技術士稲門会幹事5名と技術フォーラム会員3名の合同による地中熱を利用した省エネビル施設の見学会を行いました。説明をしてくださった笹田政克先生は、通商産業省工業技術院(産業技術総合研究所)において、主に地熱発電の研究に携わって来られ、ご自身の所有する「一番町笹田ビル」の駐車場地下に、深さ75m×8本の地中熱交換器Uチューブを埋設し、ビルテナント3階分の冷暖房設備を実証のため構築されました。
 今回、過去10年間の実証実験の結果についてご説明を頂きました。考察として、ビル自体の保温性能の向上と性質(年間を通して暖房・冷房どちらが多いか)と、それに合致する設備設計が重要であり、地中熱を利用する設備を年間のベースエネルギー源として考え、ピークアウトする日時だけ、+αとして一般空調を利用するなどのハイブリット設計が、有用であるとの説明がなされました。実証設備と具体的なデータを見ることができ、貴重な経験を得ることができました。
 見学後の懇親会では、世界の地熱利用や温暖化について議論が行われ、大いに盛り上がりました。

笹田ビルの正面玄関にて(中央が笹田政克先生)

 

 

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技術士稲門会 2019年度総会 報告

 2019年6月15日(土)、西早稲田キャンパス55号館N棟1階大会議室にて、顧問の先生と会員の26名、並びに19名の学生、計45名の参加のもと総会が開催されました。
 原田会長による開催の挨拶の後、平成30年度会計報告が掛川幹事により行われ、承認されました。また、この1年間に実施した見学会(国会議事堂・TWIns・東京ガス豊洲スマートエネルギーセンター等)や大学技術士連絡協議会などの活動報告が、笹口幹事長により行われました。
 その後、「技術士への誘い」として、小森幹事と第一次試験合格者による技術士資格の詳細やメリット・勉強法など、現役学生に対して説明が行われました。社会人になってから勉強するのは大変であり、就職エントリーシートに書くことができる資格であるため、学部3年もしくは院生1年の時に合格するべきだとの話がありました。
 記念講演では、「2050年、建築部門におけるエネルギー~再生可能エネルギーとエネルギー効率化のシナジー」と題して、西田裕子さん(自然エネルギー財団、稲門政治経済学部卒)から、温暖化ガス削減のための再生可能エネルギーへの移行の現状や課題、海外の動向などについて、わかりやすい説明がありました。
 総会終了後、竹内ラウンジにて、会員同士の旧交を温めるとともに、現役の学生も参加して技術士の社会貢献に関して、質疑応答や意見交換を行いました。

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2019年度総会、講演会のご案内

 会員の皆様にはご健勝のことと存じます。
今年も技術士稲門会総会を下記の要領で開催いたします。総会講演会では、自然エネルギー財団気候変動グループマネージャーであり、世界の各都市における省エネ対策など環境政策研究の第一人者、西田裕子氏(稲門)に環境問題に関する第一線の話題をお話しいただけます。
 また、講演会の前には、特に学生向けの「技術士への誘い」を同じ会場で開催します。これは大学と連携して当会が毎年主催している技術士制度の説明会です。技術士や修習技術者の先輩から、技術士の生き方や第一次試験の概要を紹介していただきます。学生でなくとも皆様のお知り合いで技術士を目指している方々に、ご参加の案内をお願いします。
 お忙しい中とは思いますが、ぜひ皆様のご出席をお願い致します。


2019年4月吉日
早稲田大学技術士稲門会会長 原田敬美


日 時:2019年6月15日(土)13:00~18:30 (12:30受付開始)
場 所:早稲田大学理工学術院55号館N棟1階大会議室(西早稲田キャンパス)
    東京メトロ副都心線 西早稲田駅下車(キャンパス内に直結)
議事次第:13:00~13:20 会長挨拶、技術士稲門会総会
     13:20~15:10「技術士への誘い」- 技術士の生き方、技術士資格の説明会
     15:20~16:50 講演会
     演題:「2050年、建築部門におけるエネルギー~再生可能エネルギーとエネルギー効率化のシナジー」 講師:西田 裕子 氏
     (自然エネルギー財団気候変動グループマネージャー、早大政治経済学部卒)
     17:00~18:30 懇親会(55号館N棟1階 竹内ラウンジ)
参加費:講演会2,000円、懇親会3,000円、「総会」と「技術士への誘い」は無料
    (学生はすべて無料で参加できます)
申込先:笹口(sasaguchi @ ruri.waseda.jp)までメールでお申し込みください。
別途、参加費振り込み口座等の連絡を差し上げます。参加費は 総会当日の受付で、現金でお支払いいただくことも可能です。(上記メールアドレスのコピーにはご注意下さい)

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大学技術士会連絡協議会総会報告

 平成30年11月10日(土)、日本大学駿河台タワー・スコラ504教室他において、「大学技術士会連絡協議会総会」が行われ、当会より4名の会員が参加致しました。
 当日は、69名29校が参加し、各校の取組みや活動について説明があり、新たに、青山学院大学・東京大学・横浜国立大学がオブザーバーとして参加され、大いに盛り上がりました。
 各校の取組みでは、「技術者倫理」の大学内授業について、説明がなされました。今回発表のあった4校においては、大学側から各校の技術士会に依頼があり、OB・OGが講師を務める形式で授業が開催され、授業対価として有償(もしくは寄付事業)であり、学部によっては必携科目となっているとの説明でした。また、ある大学では、学内に技術士会専用の部屋を無償提供され、授業はもちろん啓蒙や対策支援を、大学側と一体となって行っている事例報告がありました。(本詳細は、月刊「技術士」に掲載予定)
 また、前回幹事校であった、東京工業大学・日本大学・千葉工業大学に代わり名古屋工業大学・京都大学・東京電機大学が新たに加わることについて、発議が行われ、総会にて了承されました。これにより、来年度からは上記3校に加え、引続き東京都市大学・東京理科大学・工学院大学・近畿大学・明治大学・中央大学・早稲田大学が会の運営にあたることになりました。参加校は、30校とオブザーバー3校の総計33校となります。
 記念講演として、日本大学 安部建一先生による「人力で空を飛ぶ技術と視点」と言うタイトルで講演が行われ、もの造りの実践場としての「鳥人間コンテスト」参加意義や、これまでの実績や苦労について説明がありました。

2018年大学技術士会連絡協議会総会 記念ショット
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