技術士稲門会 2022年度総会 報告

 2022年6月11日(土)、西早稲田キャンパス52号館301教室をメイン会場として、オンラインと対面のハイブリッド形式で総会を開催しました。昨年に続き、オンライン併用のため、地方在住会員や学生が参加しやすかったようで、顧問の先生と会員25名、並びに23名の学生、計48名が参加し、本総会が進行しました。また、明治大学技術士会・東京電機大学技術士会・蔵前技術士会の他校技術士会の方々の参加をいただきました。
 原田会長による開催挨拶の後、令和3年度会計報告及び大学技術士連絡協議会等の活動報告が、笹口幹事長により行われました。その後、「技術士への誘い」として、一色幹事から技術士資格の詳細やメリット・勉強法等について、現役学生に対して説明が行われました。また、理工学部機械工学科卒・機械工学専攻修了の塩見英一様から、「楽しく学び続けて」とのタイトルで、技術士一次試験の受験体験についての話がありました。
 今回の講演は、日本の課題として挙げられている原子力発電について、資源エネルギー庁課長補佐の青田優子様より「高レベル放射性廃棄物処理事業について」の説明があり、稲門OGであり第36代日本原子力学会会長の藤田玲子様から「高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」と題して、高レベル放射性廃棄物の削減のため、廃棄物の中に含まれる貴金属を取り出し再資源化する技術について説明がありました。エネルギー政策だけでなく国際展開を含めた日本のポテンシャルについて、考えさせられる内容でした。
 コロナ禍と言う事もあり、残念ながら総会終了後の懇親会は行わず、散会となりました。ハイブリッド形式での総会開催にあたり、岩波先生をはじめゼミ学生の皆さんに運営のご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げるとともに、各会員のご健康と一刻も早くコロナが収束することをお祈り申し上げます。

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