技術士稲門会 2021年度総会 報告

 2021年6月12日(土)、西早稲田キャンパス52号館201教室をメインハブとし、コロナ拡大の時節柄、今回初めての試みとして、インターネット上のオンライン形式で総会が開催されました。オンラインと言う事もあり、地方在住会員や学生も参加しやすかった様で、顧問の先生と会員の24名、並びに25名の学生、計49名の参加のもと総会が開催されました。
 原田会長による開催の挨拶の後、令和2年度会計報告や大学技術士連絡協議会などでの活動報告が、笹口幹事長により行われました。梅津名誉教授からは当会の特徴など、学生への呼びかけが行われました。続いて、新たに参加することになった会員から挨拶がありました。その後、「技術士への誘い」として、一色幹事と第一次試験合格者による技術士資格の詳細やメリット・勉強法など、現役学生に対して説明が行われました。社会人になってから勉強するのは大変であり、技術者として生きていくためには、避けて通れない資格であるため、学部3年もしくは院生1年の時に合格するべきだとの話がありました。
 記念講演では、「建設技術者が技術士になった実感について」と題して、岩波 基教授(創造理工学部 社会環境工学科)から、技術士となることの意味と利点について、ご自身の経験から、わかりやすい説明がありました。
 コロナ下と言う事もあり、残念ながら総会終了後の懇親会は無く散会となりました。今回オンライン形式での総会開催にあたり岩波先生をはじめゼミ学生の皆さんには運営にご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げるとともに、各会員のご健康と一刻も早くコロナが収束することをお祈り申し上げます。

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2021年度総会、講演会のご案内

 会員の皆様には、コロナ禍の中でもご健勝にお過ごしのことと存じます。
 今年は、ウェブを使って技術士稲門会総会を下記の要領で開催いたします。総会講演会では、当技術士稲門会の顧問でもあり、自ら技術士でもある創造理工学部 社会環境工学科教授 岩波 基先生から、技術者と技術士資格についてお話しをいただく予定です。
 また、講演会の前には、特に学生向けの「技術士への誘い」を開催します。これは大学と連携して当会が毎年主催している技術士制度の説明会です。技術士や修習技術者の先輩から、技術士の生き方や第一次試験の概要を紹介していただきます。学生でなくとも皆様のお知り合いで技術士を目指している方々に、ご参加の案内をお願いします。
 ウェブ開催ですので、普段はなかなか大学キャンパスまで足をお運びいただけない遠方の会員の皆様も、ぜひご参加をお願い致します。

2021年4月吉日
早稲田大学技術士稲門会会長 原田敬美

日 時: 2021年6月12日(土)13:00~16:00 (12:30よりウェブ受付開始)
場 所: Zoomによるウェブ開催(同時に、理工キャンパスの会議室も準備します。当日、理工キャンパスの会場で参加されたい方は、事前にご連絡ください)
参加費: ウェブ講演会につき無料(学生も自由に参加できます)
申込先: 笹口(sasaguchi@ruri.waseda.jp)宛メールでお申込みください。(締切り:5月31日)お申込みいただいた方には、直前にZoomのURL, ID, P/Wをお知らせします。

議事次第

13:00~13:30 会長挨拶、技術士稲門会総会
13:30~14:30 「技術士への誘い」‌
学生、OB/OG向け技術士制度、技術士資格の説明会
14:30~15:30  講演会 
演題:「建設技術者が技術士になった実感について」
講師:岩波 基 先生(創造理工学部 社会環境工学科)
15:30~16:00 ウェブ参加の皆様からのご意見、ご質問

 

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令和2年 大学技術士会連絡協議会総会 報告

  令和3年1月30日(土)、東京理科大学神楽坂キャンパス森戸記念館をメインハブとして、「大学技術士会連絡協議会総会」が行われました。コロナ拡大の時節柄、今回初めての試みとして、インターネット上のオンライン形式で総会が開催され、当会より9名の会員が参加致しました。
 当日は、オンライン形式と言う事もあり、日本全国の大学及び関係者が参加し、総参加団体36校・87名により総会が開催され、昨年以上の盛上りとなりました。
 今回会場となった東京理科大学理窓技術士会 山極時生会長の開会の言葉の後、新事務局 東京都市大学 佐藤貢一会長/明治大学 藤田和夫幹事長から挨拶がありました。続いて幹事校の退任として、当会 原田敬美会長より、大技連へのこれからも変わらぬ協力について、お話がありました。また、名古屋工業大学 田中秀和会長からも、お言葉をいただきました。(東京理科大学/中央大学 計4校が、今回退任いたします。)
 かわって新幹事校となる、東北大学 桑江良明会長/中部大学 服部幸造幹事/東海大学 齋藤寛常任幹事/東京大学 中村博昭副会長、また、新規加盟校である東京海洋大学 市川正和様/秋田大学 村山肇様/放送大学 武内晋哉様による会への期待や取組について表明がありました。
 残念ながら恒例の記念講演はありませんでしたが、来年度 東京で開催される技術士全国大会や技術士倫理綱領・新CPD登録制度・日本技術士会年会費変更などについて、当会 笹口裕昭幹事長/貴志公博理事より説明がありました。
 閉会の言葉として、中央大学 内藤堅一会長より各大学の連帯と活性化について話があり、終会となりました。
 コロナ拡大の下、本総会の開催のため尽力していただいた、新・旧事務局及び幹事校の皆様に厚く御礼申し上げ、当会としても引き続き、大技連運営に協力していきたいと思います。

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― 東京都市大学柏門技術士会会報誌への寄稿 ―

技術士稲門会会員の皆様

我々稲門会をはじめ、全国で33校の大学技術士会が相互の情報共有と親睦を目的に、大学技術士会連絡協議会(大技連)を組織していることはすでにご存じのことと思います。

技術士稲門会とともに、大技連設立当初からのメンバーである東京都市大学(旧武蔵工業大学)柏門(はくもん)技術士会は、現在でも幹事校の一つとして、大技連の中でもリーダーシップをとって活発な活動を続けています。技術士稲門会にとっても、見習うべき点が多いです。

その活動の一環として、毎年柏門技術士会の会報誌を発行しており、今年の会報(柏門技術士会会誌第17号,2020年10月, Page2特別寄稿)に我が技術士稲門会の原田会長のメッセージが掲載されました。

ぜひ会員の皆様にもこのメッセージをご一読いただくとともに、東京都市大学柏門技術士会との、さらなる交流を深めていくべく、皆様にご案内をいたします。

会員の皆さまも、柏門技術士会のメンバーにお知り合いの方がいれば、さらに交流を深めていただきたいと思います。
2020.10.18

幹事長 笹口裕昭
以上

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令和元年 大学技術士会連絡協議会総会 報告

 令和元年11月30日(土)、東京都市大学世田谷キャンパス2号館21C教室にて、「大学技術士会連絡協議会総会」が行われ、当会より3名の会員が参加致しました。
 当日は、前年オブザーバーであった、青山学院大学・東京大学・横浜国立大学の3校が正式加入、また、新たにオブザーバーとして東京海洋大学・秋田大学の2校が参加し、総参加団体33校・68名により総会が開催され、昨年以上の盛上りとなりました。
 今回会場となった東京都市大学柏門技術士会 佐藤貢一会長の挨拶の後、上記5校による参加に関する期待や取組について話がありました。その後、大学別一次試験合格者数や各ホームページのリンクやメーリングリストについて説明・討議が行われました。
 幹事校は、昨年度に引き続き名古屋工業大学・京都大学・東京電機大学・東京都市大学・東京理科大学・工学院大学・近畿大学・明治大学・中央大学・早稲田大学の10校にて行われることとなりました。
 記念講演として、千葉工業大学惑星探査研究センター主任研究員 和田浩二先生による「PERCとはやぶさ2の最新報告」というタイトルで講演が行われました。宇宙における生命の起源・進化・分布・未来を研究する新しい学問分野「アストロバイオロジー」について講義がなされ、そのサンプル採集における苦労と成功へのプロセスについて具体的な事例とその映像説明があり、夢のある興味深い内容でした。
 閉会の挨拶として、当会 原田敬美会長より各大学の連帯と活性化について話があり、終会となりました。残念ながら水害による影響のため、懇親会は中止でした。
 会場となった東京都市大学世田谷キャンパスは、先日の台風19号により水没の被害に遭いましたが、大学ならびに柏門技術士会のご厚意により総会を開催することが可能となりました。そのご厚意に対して御礼と被害に遭われた方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

                 総会後の集合写真

 

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2019年 地中熱利用省エネビル施設見学会 報告

 9月24日火曜日、当技術士稲門会幹事5名と技術フォーラム会員3名の合同による地中熱を利用した省エネビル施設の見学会を行いました。説明をしてくださった笹田政克先生は、通商産業省工業技術院(産業技術総合研究所)において、主に地熱発電の研究に携わって来られ、ご自身の所有する「一番町笹田ビル」の駐車場地下に、深さ75m×8本の地中熱交換器Uチューブを埋設し、ビルテナント3階分の冷暖房設備を実証のため構築されました。
 今回、過去10年間の実証実験の結果についてご説明を頂きました。考察として、ビル自体の保温性能の向上と性質(年間を通して暖房・冷房どちらが多いか)と、それに合致する設備設計が重要であり、地中熱を利用する設備を年間のベースエネルギー源として考え、ピークアウトする日時だけ、+αとして一般空調を利用するなどのハイブリット設計が、有用であるとの説明がなされました。実証設備と具体的なデータを見ることができ、貴重な経験を得ることができました。
 見学後の懇親会では、世界の地熱利用や温暖化について議論が行われ、大いに盛り上がりました。

笹田ビルの正面玄関にて(中央が笹田政克先生)

 

 

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